UndeepVO

Li 2018 · 論文

一行要約 — テスト時には単眼入力で動作しつつ、ステレオ画像ペアで学習することで絶対的なメートルスケールを回復する、教師なし深層学習で学習された単眼視覚オドメトリシステム。

問題

教師あり学習されたVO(DeepVO)は正解の6-DoF姿勢を必要とし、これを大規模に収集するのはコストが高い。一方、最初の自己教師あり手法(SfM-Learner)は単眼動画のみから学習していたため、単眼特有の根本的な限界を引き継いでいた。すなわち、深度と軌跡は未知のスケールまでしか回復できない。UnDeepVOの答えは、実行時のセンサーや後処理ではなく、学習時のステレオ幾何にスケールを供給させることである — その主張する2つの「顕著な特徴」は、教師なし学習スキームと絶対スケールの回復である。

手法とアーキテクチャ

Dp=Bf/Ddep,D_{p}=Bf/D_{dep},

ffは焦点距離、DdepD_{dep}は予測深度) — ここでメートルスケールが導入される。一方の画像がSpatial Transformerを通じてもう一方から合成され、SSIM+L1のフォトメトリック損失の組み合わせによって罰則が与えられる。例えば

Lphol=λsLSSIM(Il,Il)+(1λs)Ll1(Il,Il),L_{pho}^{l}=\lambda_{s}L^{SSIM}(I_{l},I^{\prime}_{l})+(1-\lambda_{s})L^{l_{1}}(I_{l},I^{\prime}_{l}),

さらに視差マップの一致性損失と、左右シーケンスの姿勢予測を一致させる姿勢一致性損失Lpos=λpLl1(xl,xr)+λoLl1(φl,φr)L_{pos}=\lambda_{p}L^{l_{1}}(\mathbf{x}^{\prime}_{l},\mathbf{x}^{\prime}_{r})+\lambda_{o}L^{l_{1}}(\varphi^{\prime}_{l},\varphi^{\prime}_{r})がある。

pk+1=KTk,k+1DdepK1pk,p_{k+1}=KT_{k,k+1}D_{dep}K^{-1}p_{k},

同じSSIM+L1フォトメトリック損失で罰則が与えられ、さらにICP風の3D幾何整合損失Lgeok=Ll1(Pk,Pk)L_{geo}^{k}=L^{l_{1}}(P_{k},P^{\prime}_{k})が、Tk,k+1T_{k,k+1}のもとで2フレームの点群を整合させる。

実験結果

SLAMにおける意義

UndeepVOは、単眼スケール問題を実行時の追加センサーではなく学習データの幾何によって攻略できることを示した最初期の研究の一つである:ステレオ教師付けを一度行い、その後は永久に単眼で展開する。このステレオ教師あり自己教師あり学習のレシピは、後の自己教師あり深度・VO手法における標準的な構成要素となった(MonoDepth風のフォトメトリック損失と姿勢ネットワークの組み合わせは、後にD3VOによって直接VOに精緻化・統合された)。古典的な多視点幾何制約が学習の無償の教師信号として機能することを示す有用な事例研究である。

関連ノート