LVI-SAM

Shan 2021 · 論文

一行要約 — LVI-SAMは、VINS-Mono方式の視覚-慣性サブシステムとLIO-SAM方式のLiDAR-慣性サブシステムを共有のファクターグラフ上でタイトカップリングし、それぞれのサブシステムが互いを初期化し、救済し合う。

問題

LiDARベースの手法は長距離にわたって細かい環境の詳細を捉えられるが、長い廊下や広く開けた平坦な場所のような構造の少ない環境では失敗しがちである。視覚ベースの手法は場所認識やテクスチャの豊富なシーンで優れているが、照明変化、急速な動き、初期化に敏感である。それぞれをIMUと組み合わせることは有効だが、どちらのペア単独でも実際の運用全体を通した頑健性は得られない。LVI-SAMは、視覚またはLiDARの一方の系統が劣化しても機能し続けるように、この3つのセンサーすべてを1つのフレームワークに融合する。

手法とアーキテクチャ

2つのサブシステムが1つのファクターグラフを共有し、iSAM2で最適化される。

システム間の相互支援がこの設計の核心である。

実験結果

Velodyne VLP-16、FLIRカメラ、MicroStrain 3DM-GX5-25 IMU、RTK GPSを地上真値として使用し、自己収集の3つのデータセット(UrbanJackalHandheld)において、Intel i7-10710Uラップトップ上でVINS-Mono、LOAM、LIO-mapping、LINS、LIO-SAMと比較評価した。

SLAMにおける意義

LVI-SAMは、LiDAR-視覚-慣性融合をファクターグラフで実現した代表例であり、双方向のセンサー相互支援を最も明確に示す例である。深度はLiDARからカメラへ流れ、初期化と初期推定値は双方向に流れる。LIO-SAMの著者らによる自然な拡張として構築されたこの手法は、標準的なオープンソースLVIベースラインとなり、直接法・フィルタベースの競合手法(R3LIVE、FAST-LIVO)が自らを比較する基準となった。また、3センサー融合における劣化対応の代表的な事例研究にもなっている。

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