EVO

Rebecq 2017 · 論文

一行要約 — EVOは、イベントベース視覚オドメトリの先駆的システムである。純粋に幾何学的な並列トラッキング・マッピングパイプラインであり、イベントストリームのみから6-DoFカメラ運動を推定し、セミデンスな3Dマップを再構成する。標準的なCPU上でリアルタイムに動作し、最大で秒あたり数百姿勢を出力する。

問題

EVO以前、イベントベースの自己運動推定は限定的な設定に限られていた——回転のみの運動、人工的な白黒模様を持つ平面シーン、既知のマップや姿勢、RGB-Dセンサーの取り付け、あるいは特徴検出のための輝度画像などである。一般的なケースをカバーする唯一の先行システム(Kim 2016)は、画像輝度の再構成と深度の正則化を必要とし、GPUを要求し、定性的にのみ評価されていた。中核的な難しさは、イベントが絶対輝度を持たないため、古典的な特徴マッチングも測光アラインメントも直接には適用できないことである。EVOは、最も一般的なシナリオ——6-DoF運動、自然な3Dシーン、イベントのみ——を、輝度を一切推定しないCPUリアルタイムの幾何学的アプローチで対象とする。

手法とアーキテクチャ

PTAM流に、追跡モジュールとマッピングモジュールを交互に実行し、それぞれが他方の出力を消費する構成である。

u(M(W(u;ΔT))I(W(u;T)))2,TT(ΔT)1,\sum_{u} \bigl( M(\mathsf{W}(u;\Delta T)) - I(\mathsf{W}(u;T)) \bigr)^2, \qquad T \leftarrow T \cdot (\Delta T)^{-1},

3D剛体ワープは W(u;T):=π(Tπ1(u,du))\mathsf{W}(u;T) := \pi(T \cdot \pi^{-1}(u, d_u)) として定義され、dud_u はピクセル uu における既知のマップ深度であり、姿勢はツイスト ξR6\xi \in \mathbb{R}^6T=exp(ξ^)SE(3)T = \exp(\hat{\xi}) \in SE(3) でパラメータ化される。逆合成により、MM依存の微分を事前計算し、多数のイベント画像にわたって再利用できる。

実験結果

SLAMにおける意義

EVOはイベントベースSLAMのテンプレートを確立した。フロントエンドをイベントの幾何学に合わせて再設計すれば——測光誤差の代わりにエッジアラインメント、対応関係の代わりにレイ密度による投票——古典的な追跡・マッピングの分離がまったく異なるセンサーへの移行を生き延びることを示したのである。それ以降のほぼすべてのイベントオドメトリシステムはEVOを基準として自らを位置づけている。ESVOはこの発想をステレオに拡張し(単眼のスケール曖昧性を解消)、Ultimate-SLAMはあらゆる条件下でのロバスト性のためにフレームとIMUを追加し、DEVOのような学習型システムはこれを古典的な系譜のベースラインとして利用する。

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